臓器移植法の現状と改定に向けて
1979年 角膜と腎臓の移植に関する法律の制定、施行
1988年 日本医師会は脳死を人の死と認めることを公表
1990年 脳死臨時調査会設置
1994年 臓器移植法の原案が国会に提出
1997年 臓器移植法の制定、施行および角膜と腎臓の移植に関する法律の廃止
1.法律制定までに発生した臓器移植にかかわる事件
(1)和田心臓移植事件(1968年)
(2)筑波大学膵腎同時移植事件(1984年)
(3)大阪大学変死体腎移植事件(1990年)
それぞれの事件からの教訓と臓器移植法での対応
2.臓器移植法の現状
2−1.内容
(1)主な目的
(2)対象となる臓器
(3)臓器摘出の要件
(4)脳死と心臓死の関係
(5)脳死の定義
(6)脳死の判定基準
(7)斡旋機関
(8)臓器提供は無償、売買の禁止
(9)心停止後の腎臓、角膜移植
2−2.現行法の問題点
(1)15才未満の臓器移植に関して
意思表示の有効性が問題 → 知的障害者の意思表示の有効性
(2)二つの死の存在
(3)生体間移植に関して
2−3.現行法の見直し
「3年を目処に見直し……」
現状での提供臓器不足
2−4.さまざまな改定案
*町野案(町野 朔上智大学法学部教授)
*てるてる案(西森 豊)
*森岡・杉本案(森岡 正博大阪府立大学、
杉本 健郎関西医科大学)
*日本移植者協議会案