論点3:
医師への不信、医療への不信についてどのように考えますか。


 

(1)(99J男)
 医師たちが勝手に脳死やなんかと判断して人の命を本質的に奪っても良いのか、もしこ
の脳死による臓器移植が活発化してくると、脳死でもないのに大金を積まれて脳死と判定
されたりして人権そのものが侵害されてくる可能性があると思う。だから医師を育てるた
めの教育を徹底していかなければならないと思う。
 

(2)(98SJ男)
  臓器移植するための脳死判定は、生きる可能性を見出せる低体温療法を否定して行われる。低体温療法を行えば臓器移植に適しない状態になるから当然の事といえる。しかし私は、生きる可能性があるのならそれを追求すべきだと考える。人を生かすのが医師の仕事であるし責任であるからである。しかし、臓器移植をせねば助からない人がいるのも事実であるので、ドナーカードに低体温療法を受けないことへの本人の同意があれば臓器移植を行ってもいいと考える。医師の恣意的な判断によって、臓器移植はされるべきではない。個人の意志の尊重をはかるべきだと思う。

(3)(99SJ女)
   世の中が全体的に脳死移植を後押ししている傾向に向かっているのが感じられます。しかしその一方で、低体温療法がある事はあまり大きく報じられていませんし、マスコミによる情報も少ないようです。
 臓器移植に比べれば、低体温療法はまだまだマイナーだと思いますが、これから将来的
に、人間が自分である程度終末期の命の選択ができるようになるとすれば、この療法につ
いてももっと普及されてもよいのではないかと思います。
 臓器移植にしても低体温療法にしても、希望するすべての人がその通りにはできないの
が現状ですし、これから多くの症例も出てきて、多くの人が自分の事として関心を持てる
ようになればもっともっと人の死について討論されていくと思います。
  臓器移植の指定を受けた病院で働く看護婦700名程に対して行った「脳死は人の死と認めるか」の問に、認める;25%、認めない;25%、わからない;48%、無回答;2%だったそうです。世論とは大きな差があり驚きました。
 



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