NG その12 おれたちは将をあやまった! の巻
「やはり今は水沢めぐみの時代ではないんだ! 太刀掛秀子の時代なんだ!!
うわあ~~っ!!」 ドドッ
「……………………」
めぐタン研究の延長として、りぼん・おとめちっくの先代伝承者 太刀掛秀子(たちかけ ひでこ)先生に敬意を表し、作品目録を作成してみました。「木を見て森を見ず」ではいけないと思い、さらに時をさかのぼってみたというわけです。
「太刀掛先生までも……」
「バカめ、めぐタンの怒りに火をそそぐだけだ」
次は吉○渉あたりに行くのでは? と思った人は、読みが浅いですね(笑)。
念のため、裏切りではありません。これは知略です。クヒクヒ。
余談ながら、太刀掛先生の「ひとつの花もきみに」は、映画に夢をかける青年と、はかなげなお嬢さんとの悲恋の物語。私この話を読んでいたくカンゾウ、いえ感動しました。コメディタッチの「きまぐれな予感」と読みくらべてみるのも一興かと(笑)。
おれの求めるおとめちっくはまだ遠い! それでは次回もお楽しみに~。ちゃんちゃん♪ (何なんだ!)
NG その13 ○月の…… の巻
水沢先生の最初のコミックスは「5月のお茶会」。2009年のはじめには「1月のメリーゴーラウンド」という作品を発表されました。他にもコミックス「いちごの宝石」に収録された「8月の制服」「12月の放課後」があります。初期作品「10月の冠の少女」もお忘れなく。
ついでに、おとめちっく先代の太刀掛先生には「6月のシロフォン」という作品があります。目録をご参照ください。
そこで僭越ながら、私も考えてみました。
1月の一子相伝!
2月の二指真空把!
3月の三帝星!
4月の怒拳四連弾!
5月の五指烈弾!
6月の六聖拳堕ちる時!
7月の北斗七死星点!
8月と9月の八悶九断!(前後編)
10月の南斗十人組み手!
5月は「5月の五号獄舎」でもいいですね(笑)。11月と12月はネタがありません。誰か考えてください。
それでは次回もお楽しみに~。ちゃんちゃん♪
NG その14 ちょっとした発見! の巻
まずは下の写真をご覧ください。
左は太刀掛秀子先生「ひとつの花もきみに」の1コマ。右は水沢めぐみ先生「キラキラ100%」の1コマです。左は大学の映画サークルのコンパ。作品発表は1984年春。右は高校のクラス対抗のコンパ。作品発表は2007年7月。お2人の間に影響関係のあることはすでに指摘されていますが、コップの描き方まで受け継がれているとは知りませんでした。まさに一子相伝?
M沢「どうしてもりぼんを代表する漫画家になりたいのです!」
T掛「いいでしょう。ただしおとめちっくは一子相伝。教えることはできません。盗みなさい!」
M沢「ハ…ハイ!」
などという会話が2人の間にかわされたかどうかはわかりませんが、相当なつながりがあるのは確か? このテーマは、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。
ちなみに、めぐタンの十八番のドキドキも、そのルーツは太刀掛先生にあるようです。これもちょっとした発見です。
もひとつついでに、水沢先生の「ポニーテール白書」には、左下のような1コマがあります。これは、中学の剣道の試合の後のコンパ。
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発表は1985年11月ですから、上の太刀掛作品が発表された翌年ということになります。「キラキラ100%」の乾杯と比べてみると、技術の進歩のあとがうかがえます。コップの中身も、中学生ですから、きっとオレンジジュースか何かでしょうね(笑)。 今回はめずらしくアカデミックな話題でした。なお太刀掛先生はかつてのりぼんの大御所的存在ですから、水沢先生のついでのような扱い方をしてはバチが当たります。そのうち別のページをちゃんと作りますので、今しばらくお待ちください(ひえええ~)。 |
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「その時のオレの目には ラオウはまさしく神を凌駕した男だった!!」
バラン少年の目にうつった拳王のごとく、少女時代の水沢先生にとっても、太刀掛先生はきっと絶大な存在だったのではないでしょうか……。
「きいたふうな口をきくな~!」
思わず兼継激怒! もはや何がなんだかわからぬままに、今回はこれでおしまい~ ちゃんちゃん♪
ついしん りぼん1977年3月号ゲットしました♡ 右上の写真です。
「うおおおやった~!!」 「ヒャッホ~!!」 「いやああ~!!」
太刀掛先生のコミックス16冊をすべて集めてみましたが、「たったひとつの季節」という作品が、なぜかコミックスに収録されていないので、オリジナルが掲載された雑誌をさがしてみたというわけです。
「た…たのむ! 後生じゃ 見逃してくれ!!」
「なおさらその封印された作品を読みたくなったぜ~!」
私この作品を読んでいたくカンゾウしました。暴走するおとめちっくの破壊力とでも申しましょうか…。もうたまりません。卒倒ものです。なお太刀掛ネタはしばらく続きます(ひえええ)
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NG その15 禁断のギャグ! の巻
「あ~あ いいんですか こんなことして」
「ホントにバチがあたりますよ 地獄におちますよ」
「もはや てめえにおとめちっくを語る資格はねえ! って感じがしますね」
「いっそ めぐタンやめて 岡田あーみんにしたらどうですか?」
「…………考えてみます」
NG その16 お前はすでに なじんでいる! の巻
…まずい!
あたしってば いつのまにか
この 異常なホームページに
なじんでしまっている!!
ごぞんじ「ママレード・ボーイ」の名セリフのパロディでした。ちなみにオリジナルは「あの異常な家族」です。
この場面は、完全版①に収録された吉住×水沢両先生の対談でも話題になっています。読んでみてください。
なじまない なじみます なじむ なじむ時 なじめば なじめ なじもう マ行五段活用ですね。
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そういえば太刀掛先生には「吉住くんのこと」という作品がありますね。このお話には「吉住とおる」という名前の男の子が出て来ますが、もしかするとこれが「吉住渉」のペンネームの由来では? 太刀掛作品が発表されたのは1982年。一方、吉住先生がデビューしたのは1984年ですから、可能性はありそうですね。 ついでに、太刀掛先生の「たったひとつの季節」には、「柊星一郎」という男性が登場しますが、もしかするとこれは「柊あおい」のペンネームに関係があるのかも? もひとつついでに、太刀掛先生の「花ブランコゆれて…」には、「唯(ゆい)」という名前の女の子が登場します。もしかするとこれは「ポニーテール白書」の結(ゆい)ちゃんのネーミングに関係があるのかも? いずれも確証はありませんが、参考までに。 ちなみに私は、柊・吉住両先生のデビュー作が載っている「りぼんオリジナル」(左の写真)も持っています。クヒクヒ。 |
さて、せっかくなじんでいただいた皆さんには大変申し訳ないのですが、このページもだんだん情報が増えて重くなって来ましたので、そろそろ新しいページを用意する予定です。それでは次回もお楽しみに~ ちゃんちゃん♪(2009年12月20日)
NG その17 良き師 良き強敵(とも)! の巻
水沢めぐみ先生にとって最大のライバルと言えば、やはり柊あおい先生でしょうか。文庫版「銀色のハーモニー」①の巻末に収録された解説エッセイの冒頭で、水沢先生は「あおいちゃんと私は宿命のライバルです」と記しておいでです。そこで、そんな柊先生に敬意を表し、作品目録を作成してみました。ただし、りぼんマスコットコミックスに収録された作品に限ります。時間があれば1998年以降を作ってもいいですが、残念ながら今の私にはそこまでする情熱はありません。。。
「き…きさまには情熱ってもんがねえのか!!」
柊先生の代表作「星の瞳のシルエット」は、1985年12月号から1989年5月号まで『りぼん』本誌に連載されました。水沢先生の作品では、ほぼ「ポニーテール白書」「空色のメロディ」の2作をあわせた時期に相当します。長さとしては「姫ちゃんのリボン」に匹敵し、コミックスも同じく10巻です。北斗の世界では「強敵」と書いて「とも」と読みますが、まさに2人は良き強敵(とも)なのですね。
「フッ……いい友だな……」
あっ、これは決してほめころしではありませんので、念のため。ぶっぺきっぼっ!
A strong enemy is a good friend. (強き敵は良き友)
新型インフルエンザのように、感染被害は徐々に周囲へと拡大しつつあるのでした。
それでは次回もお楽しみに~ ちゃんちゃん♪(2009年12月20日)
「まったくバカな男だ……」
何のことかわからない人は、さくらももこ先生の「神のちから」をよみましょう。
さくら先生ゴメンナサイ……(水沢先生も) ちなみに本当はヤマモトです。
それでは次回もお楽しみに~ ちゃんちゃん♪
NG その10 ウィンクは一子相伝? の巻
あっ!
NGコーナーもめでたく(?)10回目、ということで今回はスペシャルゲストを2人も(勝手に)おまねきしました。左から順に紹介しましょう。
水沢めぐみ先生の「姫ちゃんのリボン①」 1991年4月20日 第1刷
吉住渉(よしずみ わたる)先生の「ママレード・ボーイ③」 1993年10月20日 第1刷
亜月亮(あづき りょう)先生の「電動王子様タカハシ」 2000年3月20日 第1刷
3冊の表紙をじっくり見くらべてください。『りぼん』のウィンクは一子相伝なのでしょうか。時代を越え、世代を越え、確実に受けつがれていることがわかります。
デビューした頃の水沢先生が学んだという太刀掛(たちかけ)先生の作品にも同じようなウィンクの絵があるのでは、と思って調べてみましたが、それらしい絵は見つかっていません。
吉住渉先生の作品もだいたい読んでいますが、特におもしろいのは、やはり「ママレード・ボーイ」ですね。完全版も持っています。第1巻の巻末には、吉住先生と水沢先生の対談も載っています。もちろん読みましたよ~。それではここでクイズです。
何もかもお母さんのいいなりになる男の子は? 答え ママドレイ・ボーイ なんちゃって。あは、あは、あははははは。
亜月亮先生の作品、あまり詳しくありませんが、やはり北斗ネタがお好きのようですね。血のつながりを感じます。同じ血、同じ一族です。本当によくできた妹です。
「よくできた妹~!」
あまり勝手に人の作品を引用するとさしさわるので、絵は出しません。ご自由に場面を想像してください。
今回はスペシャル拡大バージョンでした。それでは次回もお楽しみに~ ちゃんちゃん♪
ついしん 見つかりました
NGコーナー だよん
大洪水になったって
ノアの箱舟なんて 現れない
ドラマチックなことばかり期待して
目の前にある 大切なものを
見失っちゃ いけないんだ
(「神様のオルゴール」より)
ちなみに中国語で「老婆」は「かみさん」という意味です(笑)。
それでは次回もお楽しみに~ ちゃんちゃん♪
NG その9 ミズサワコレクター登場! の巻
太刀掛秀子先生の「セプテンバー・バレンタイン」から引用させていただきました。姫ちゃんのウィンクと見くらべてみましょう。
ついでに右は矢沢あい先生の「天使なんかじゃない①」です。1992年5月20日ということなので、ママレードよりこっちが先ですね。
今でこそ「NANA」で知られる矢沢先生ですが、りぼん時代は、意外と王道おとめちっく路線でした。「ご近所物語」好きです。
NG その11 目の前にある大切なもの! の巻
りぼん12月号ふろくの黒いリボンは、うちのたれちゃんのお気に入り。頭のサイズにぴったりなので、とても喜んでいます。
いつのまにかリラックマにとってかわられた観のあるたれぱんだですが、いまだに(ごく)一部では根強い人気が。そこで一句。
一部では いまだにはやる たれぱんだ
かへし(返歌)
はやっても はやらなくても たれてます たれ
大昔の古典を研究しているだけに、もの持ちのいいわが家でした。
NG その6 たれちゃんのリボン の巻
あっ
さあ、勇気を出してもう1歩、大きくふみ出しましょう。きっとすばらしい未来がそこにあるはず。でも決して後ろ向きに歩かないように(笑)
本当は左のようになります。水沢先生の初期作品「風をみつけた」のラストシーンでした。最初のコミックス「5月のお茶会」に収録されています。
毎度北斗ネタばかりですみません。他に知らないもんで……。
それでは次回もお楽しみに~ ちゃんちゃん♪
「ひええ~っ!」
NG その5 もう1歩!の巻
今回はデジカメ写真で4コマ漫画を作るという画期的な試みに挑戦してみました。
そういえば水沢先生は、「てこてこはこべ」の沢田とろ先生と同時にデビューされたのでしたね。沢田先生のデビュー作「ムースのいじけレポート」は、水沢先生の「心にそっとささやいて」のすぐ次に掲載されています(りぼん1979年9月大増刊号)。
ストーリー作品は無理でも、4コマなら私にも書けそうな気がします。漢詩の絶句も基本は起承転結ですからね。……って調子に乗りすぎ? 絶句……。
それでは次回もお楽しみに~ ちゃんちゃん♪
結
転
承
起
④ 残念!
③ でもぴよ天は…
② 大ヒット!
① 姫ちゃんは…
NG その4 同じく魔法少女ものですが……
今回はめずらしく自前のネタでした。次回もお楽しみに~ ちゃんちゃん♪
左は酔っ払って描いたので、ポコ太までへべれけになってしまいました(笑)。右もあまりオリジナルに似てませんが、わりとかわいく描けたと思っています。
かんたんそうで意外と奧が深いポコ太の似顔絵。何度も練習しましたが、なかなかうまくなりません。めぐタンのアシスタントめざして修行あるのみ?
水沢の殿様もご満悦!
ちゃんちゃん♪
なお、このページのバックの模様は、奇染屋(きぞめや)主人岩熊のデザインによるものです。奇染屋も感無量?
このコーナーは好評につき、まだまだ続く予定です。お楽しみに~
NG その2 「殿様、このページはどうですか?」
「さぁ これでこの家にあるめぐタンのコミックすべてです。どうぞ見ていってください」
「な…なんだこのホームページは!」
「薄気味悪いったら ありゃしねぇ!」
「水沢主義の家………」
何のパロディかわかるかな~? ちゃんちゃん♪
それでは次回もお楽しみに~ ちゃんちゃん♪