愛知大学の現代中国学部では、外務省の後援を得て、毎年3年生約40人が中国に赴いて様々なテーマで現地調査をし、その結果を中国語で発表するプログラム
(中国現地研究調査)を実施し、大きな成果を収めています。このプログラムにあわせ、毎年中国からも学生を日本に招待して、日本における社会調査や報告会
を支援し、日本と中国の双方向の交流を実現させています。
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報告会の様子 |
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第5回目となる「2004年度 中国人学生日本社会調査」には、中国の南開大学や北京語言大学などの学生10人が参加し、2005年2月18日~25日の
一週間来日しました。調査のテーマは「中国市場におけるトヨタウェイ」と「現在から未来への発信~万博に向け活気付く三好町~」の2つ。学生達は2グルー
プに分かれて、2日間、トヨタ自動車や三好町役場を訪れ、担当者から話しを聞くなどして調査を行いました。
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修了証明書の授与 |
その報告会が、2月24日(木)午前9時半から、名古屋校舎(三好町)で開かれ、学生達は流暢な日本語で調査の成果や自分達が感じたことなどを発表しまし
た。トヨタの調査班は、販売戦略や環境対策などを中心に取り上げ、中国で行っている環境対策や社会貢献事業は中国人にあまり知られていないことを指摘した
上で、もっと広告を効果的にするべきだとの提案をし、報告会に出席したトヨタ自動車の関係者の関心をよんでいました。また、三好町(行政)調査班は、義務
教育の現状や愛知万博と地方行政との関わりを中心に取り上げました。愛知万博におけるボランティア団体の役割や駐車場問題などをまとめ、自分達が考える
2010年上海万博開催に向けた準備項目を挙げていました。
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交流会の様子 |
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報告会には調査に協力した本学現代中国学部2年生の学生達も参加し、報告の感想を述べたり質問をするなどしてお互いの理解を深め合い、最後に、参加した中
国の学生全員に、古森利貞 現代中国学部長から修了証明書が手渡されました。午後には参加者たちの交流会があり、浴衣を着た中国人学生と本学の学生達がに
ぎやかに会食をしました。
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