(2)栄養とエネルギー・・・生命活動に日々必要なもの


1.栄養=エネルギーか?

  生物のエネルギー源は? 

    三大栄養素─┬─糖類(炭水化物)→ CO2,H2O,4Kcal/g(ATP) 
           ├─タンパク質   → CO2,H2O,4Kcal/g(ATP) 
           └─脂質      → CO2,H2O,9Kcal/g(ATP) 
    生体内で燃焼させるとは?→酸化反応により、より低分子の物質へと分解される。 
    エネルギーをためておく物質---- ATP 

        作られたエネルギーの 44% → ATP 
                   56% →体温などとして体外に放出される→無駄に近い状態 
   食物連鎖:   ヒト 
           ↑ 
          肉食動物 
           ↑ 
          草食動物 
           ↑ 
          植物;光合成(デンプン)CO2,H2O, 太陽光(光エネルギー) 

2.生体内でエネルギーの作られる経路=代謝経路


    (1)血液中のグルコース(血糖値)
    (2)肝臓に蓄積されているグリコーゲン
    (3)脂肪組織
    (4)筋肉組織中のタンパク質     ←ここまでくると殆ど飢餓状態

 

3.ビタミン類の特徴
     
     ヒトは、ビタミン類の貯蔵及び生合成能力をもたない
     →→毎日体外から摂取しなければならない→→必要摂取量の存在
    高等動物になるほどビタミン類の生合成能力を消失…何故か?

4.肥満の原因は?
    
    a.環境: 高カロリー食事
    b.脳の働き …早食いは肥満の原因か?          
                 摂食中枢と空腹中枢(視床下部に存在)
    c.ホルモンの関与: たとえばレプチン
    d.遺伝子の存在: 肥満遺伝子、倹約遺伝子;ob遺伝子の欠損(異常レプチンの生成による肥満)
    db遺伝子の欠損(視床下部にあるレプチン受容体の異常) (脂質代謝に関連する遺伝子)の存在



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