「日本女性科学者の会奨励賞」候補者募集要項。



日本女性科学者の会(佐々木政子会長)は「女性科学者の友好を深め、各研究分野の知識の交換をはかり、女性科学者の地位の向上を目指すとともに、世界の平和に貢献すること」を目的として1958年4月に設立されました。以来、公開講演会、公開シンポジウムなどの活動を行ってきています。2002年には日本学術会議の登録団体(第4部科学教育)となりました。  本会は女性研究者を援助、支援するために1995年から「日本女性科学者の会奨励賞」を設け、これまでに22名の女性研究者が受賞されています。  

第12回(2007年度)は、下記の要領で募集致しました。

第13回2008年度の参考としてください。


  1. 対象者

    自然科学分野での研究業績において将来性を期待できる者であり、かつ本会の目的に賛同し、その達成のために努力していると認められる本会会員(応募時入会可)。
    特に年齢、国籍、性別は問いませんが、管理職(教授、部長等)にある方はご遠慮下さい。

  2. 奨励賞

    賞状および奨励金20万円(年1-3件以内)。
    本会総会(例年6月)において贈呈。

  3. 応募書類請求期間

    2006年10月2日(月)〜10月31日(火)
    ***必ずハガキでご請求下さい。***

  4. 応募時期

    2006年11月1日(水)〜11月15日(火)必着

  5. 決定時期

    2007年3月末(郵便にて本人宛て通知)

  6. 応募書類請求先/送付先

    〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1 東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系 身体運動科学研究室内

    日本女性科学者の会 賞連絡事務局 濱中すみ子理事宛

    FAX:03-5454-4317
    e-mail:hamanaka@idaten.c.u-tokyo.ac.jp  

    **入会申し込みも受け付けます。詳細は「入会・問合せ」の項目を併せてご覧下さい。
    なお、電話でのお問い合わせはご遠慮下さい。

  7. 受賞者一覧(所属・職階は、受賞時現在です。)

    第1回 (1996年)

      水村 和枝 (名古屋大学 環境医学研究所 教授)
    **受賞研究:痛覚過敏の末梢神経機構の研究ー痛み受容器における感作機構について

     丸山 千秋 (理化学研究所 特別研究員)
    **受賞研究:レンズ特異的に発現するMIP遺伝子の発現制御における転写因子間ネットワークの解析

    第2回 (1997年度)

      栗原 和枝 (東北大学 反応化学研究所 教授)
    **受賞研究:分子組織体の構造と相互作用の研究

     清水 由紀子 (放射線影響研究所 疫学部 副部長)
    **受賞研究:人における放射線のリスク推定に関する疫学的研究

    第3回 (1998年度)

      藤井 紀子(京都大学 原子力研究所 助教授)
    **受賞研究:D−アミノ酸を指標とした老化の基礎研究

     第4回 (1999年度)

      今栄 東洋子(名古屋大学 物質科学国際研究センター 教授)
    **受賞研究:分子集合系構築とキャラクタリゼーション=バルクから界面まで

      木村 昌由美 (東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 助手)
    **受賞研究:妊娠週産期に見られる睡眠障害に関する基礎研究

    第5回 (2000年度)

      山田 恵子(札幌医科大学 保険医療学部 助教授)
    **受賞研究:細胞機能発現におけるDGKアイソザイムの役割=EFハンドの役割

      野村 淳子 (東京工業大学 資源化学研究所 助手)
    **受賞研究:固体酸触媒に特有な酸触媒反応機構の解明

     第6回 (2001年度)

      小島 秀子(愛媛大学 工学部 助教授)
    **受賞研究:固相二分子反応解析と有機固体光化学の開拓と展開に関する研究

      マーシー ワイルダー(独立行政法人・国際農林水産研究センター 主任研究官)
    **受賞研究:甲殻類の脱皮・生殖・胚発生に関する生理化学的研究とその養殖技術開発への応用

     第7回 (2002年度)

      小磯 晴代(高エネルギー加速器研究機構 助教授)
    **受賞研究:素粒子の実験的研究の根幹をなす加速器の開発と素粒子の対称性の研究

      尾崎 美和子(理化学研究所 プロジェクトリーダー)
    **受賞研究:脳の神経構築技術開発において多機能性神経栄養因子ニューレグリン機能を解明

     第8回 (2003年度)

      松島 紀佐(東北大学 助教授)
    **受賞研究:微分方程式による翼空力形状の逆問題設計法と応用の研究

      北爪 しのぶ(理化学研究所 フロンティア研究員)
    **受賞研究:アルツハイマー病BACA1と糖転移酵素

     第9回 (2004年度)

       後藤 由季子(東京大学分子細胞生物学研究所 助教授)
    **MAPキナーゼカスケードの同定と機能の解析に多大な貢献

       甘利 幸子(Washington University, Senior Research Scientist)
    **プレソーラー粒子の隕石からの抽出と二次イオン質量分析計による分析方法の確立に貢献

         澤口 聡子(東京女子医科大学医学部 助教授)
    **乳幼児突然死症候群に関する生理学的・病理学的・易学的統合研究を通しての社会的貢献

      第10回 (2005年度) 

      池田 啓子(自治医科大学分身業態治療研究センター 助教授)
    **ナトリウムポンプα2サブユニットの神経系における新機能

      松下 祥子(独立行政法人理化学研究所フロンティア研究システム 研究員)
    **自己組織化を利用した機能性材料の創製



      *************************************************