OB・OGの独り言

このコーナーでは、プ野研OB・OGの方々から頂戴したコラムを掲載します。
文章の方は随時受け付けているのでトップページのメールアドレスにファイルを添付して送ってくださいm(__)m

なお、OB・OGと言ってはいますが現役部員からの投稿も大歓迎です。
かつてのプ野研通信のWEB版の様な形になればなと思っております。

第02回「金銭問題」(投稿者:B・M/掲載日2007/05/21(月))

「4人」今我がジャイアンツで活躍している主力野手選手です。
人は言う。
「ジャイアンツは金に物を言わせている」
確かに否定はしない。でも自分の球団を強くするうえで補強をするのは当たり前のことじゃないですか?


ある部員は言った
「巨人に行った選手は1年しか活躍しない」
一理あると思う。ピークの過ぎかけた選手を取ってくる。だからすぐに落ちてしまう。
選手を育てようとしてない。これも数年前までのこと。今は主に投手陣だが若手が生き生きしている。
相手球団の研究と言った点でもコーチなどからあまりアドバイスをもらえないらしい。
他の球団では考えられないことのようだ。

少し話はそれましたが、他の球団は特に今年うまい補強(金をかけない?)をしていると思う。
中日の中村選手やオリックスのローズなど。まだ今の現状からいってだが。

今シーズンの最中。衝撃的な金銭の事件が発覚した。
横浜の某選手のこと。
このことで私は正直野球と言うものを正の面で見ることが出来なくなってしまった。
ヨーロッパでもあった、サッカーでのやらせ事件。

ふと頭をよぎってしまった。
さすがにそこまでは行かないにしても違法な金銭受け渡しがあったことは否めない。
しかし、なぜ注意はあったにせよ厳しい処罰はないのだろうか?
少し前にもこのような問題はあったが、厳しい罰というものは無かったように記憶している。
これではいくら注意してもきりが無い、というように感じる。
本当に無くせるという自身があるのだろうか?それともどの球団もやっているから?
前者だと信じたい・・・。

やはりドラフトは完全ウエーバー制にすればいいと思う。
そこから始めてみるべきではないだろうか。

第01回「ファンって何だろう」(投稿者:北浦透/掲載日2007/05/17(木))

 日本ハムファイターズのダルビッシュ有投手がファンのフラッシュ撮影に対して怒ったという。
 詳しく見てみると、投球練習の時の出来事で、最初は撮影をしていた人に、フラッシュをやめるように優しく注意したものの、一向にやまない。計三度の注意のあとで、にらみつけて、場所を移動した――ということらしい。
 このニュースは、基本的に「ファンの良識を疑う」という方向の報道だろうと思う。けれども、いくつかブログを読んでみると、「にらむことはない」や「ファンあってのプロ野球だから、そのファンに苦情を言うとはどうか」などという意見もあった。議論になるのか。例えば、フラッシュは、実は「眩しい」と感じるほどのものでなかったとしたら、ダルビッシュ投手は逆に、ファンを大事にしていないと批判されてしまうのだろうか。
 中日の岩瀬仁紀投手は、屋外で投球練習をしたくないらしい。ファンの野次が聞こえてくるからだそうだ。

 とある後輩のサイン欲しさに行動を急いで、元中日の投手に怒られたという話は、プ野研の中で有名になっている。しかし、この話は、前述の「フラッシュ」の話とは明らかに種類が違う。注意されても、フラッシュを炊きつづけるその心理には、「ファン心理」から離れた「悪意」は見え隠れしていないのだろうか。いずれにせよ、プロ野球人気低下がさけばれるようになって久しい中で、ファンの地位はむしろ向上しているように見える。
 テレビを観ていると、「プロ野球人気の復活」や「球場に足を運んでもらうために」などと銘打ち、識者のみならず、一般視聴者からも意見を募り、中にはそれを「ぜひやってほしい」と紹介するような番組のコーナーもある。見るからに無責任で、自己中心的な意見も多く、この人たちは本当にプロ野球人気の回復を願っているのかなと疑いたくなる。
 選手たちは――「ファンのために」を繰り返す。ただ、もしもその心の奥は、逆のことを考えていたとしても、こんな状況では、責められないなあと思う。

 軽い気持ちでファンになってはいけないとか、そういうことを言いたいわけではない。「〜は格好いい」「〜の性格はいい」というのも、立派なファンだと僕は思う。
 一方で、特定の選手や球団に熱烈な愛情を注ぐ人たちを、プ野研で見てきた。
 その思いを自分も味わってみたかった。例えば、中村公治選手。右の長距離バッターとしての彼に期待をかけて、中日のキャンプを見に行った時も、その姿を追った。サインを二度求めたら、二度とも断られてしまった。悔しかった。
 中村選手をちょっと(何だよ――)と思いかけた。
 じゃあ今は――やっぱり応援している。新聞で名前を見かけると嬉しくなる。
 ファンとして認められてもいいかな、なんて思ったりする。

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