4)遺伝子組換え作物とその加工食品の現状と展望
遺伝子組換え作物とその加工食品の現状と展望
1. 遺伝子組換えとは?
導入される遺伝子の機能と由来、 遺伝子導入方法……抗生物質耐性ベクターの使用
2. 遺伝子組換え「作物」と遺伝子組換え「食品」
(1) 遺伝子組換え作物
1996年以降、アメリカからの輸入許可;厚生省が安全性を評価した作物
ナタネ、大豆、ワタ; 除草剤耐性、ただし特定の除草剤にのみ耐性を発揮
トウモロコシ、ジャガイモ; 害虫抵抗性(殺虫植物)…細胞中に作られる毒素によりガや
チョウの幼虫を殺す
トマト;日持ち向上(flaver saver)…身が柔らかくなりにくく、腐りにくい性質
(2) 遺伝子組換え食品
遺伝子組換え作物を原材料とした食品…22品目が許可
豆腐、ミソ、醤油、コーンスナック菓子、ビール等
(3) 安全性の問題
* 安全性の評価と確認…厚生省による安全性の保障→安全性の評価指針に疑問
↓
安全確認は製造業者と輸入業者の自己責任によって実施、
厚生省食品衛生調査会は提出資料を審議するのみ
* 異質タンパク質の含有……残留農薬か異質タンパク質かの選択か?
抗生物質耐性遺伝子の残存
(4) 表示義務化の問題点
2001年4月から30品目のみ表示義務化(農水省方針)
↓
分析試験により検出可能な品目のみ、加工輸入品は対象外
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