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車道校舎でオープンキャンパスが開催されました。

7月31日(土)と8月1日(日)に、好天の中、車道校舎にてオープンキャンパスが開催されました。約4000名の方にご来場いただきました。

法学部のメイン企画は法学部学生リフレッシュ委員会(愛称「ローリーズ」)委員の学生による模擬裁判の公演です。今回の模擬裁判は、過労自殺をした従業員の遺族が会社相手に損害賠償を請求した労働事件と、不貞行為を行った夫から妻への離婚請求を扱った家事事件の二本立てで行われました。労働事件は平成12年3月24日の最高裁第二小法廷判決をベースにしており、これは労働者の過労自殺に対して会社の責任が全面的に認められた画期的な事件です。また、家事事件は昭和62年9月2日の最高裁大法廷判決をベースにしており、これは最高裁の大法廷で不貞行為を行った有責配偶者からの離婚請求が認められるという判例変更がなされた歴史的な事件です。どちらの模擬裁判でも公演をした学生は1年以上をかけて事件の分析をし、原告・被告がどのような主張をするのか、裁判官はどのような判決をするべきなのかを検討し、それぞれの役になりきって練習をしてきました。その成果が今回の模擬裁判の公演です。2日間で延べ1000人を超える受験生や保護者の方に模擬裁判を傍聴していただきました。模擬裁判を傍聴した受験生からは、「本当の裁判を見ているようで迫力があった。」「判決を出すことの難しさが分かった。この事件の裁判官だったら、自分はどのような判決を出すのか、法学部に入学して考えたい。」との声が聞かれました。

また、「法廷教室の開放とパネル展示」企画にも多くの方にお越しいただきました。車道校舎には裁判所の法廷を再現した法廷教室があります。法学部では、ゼミ等の授業で、この法廷教室を使って、実際の裁判さながらの模擬裁判が行われています。そこで、オープンキャンパスの来場者の方々に、この法廷教室にて、裁判官や検察官、弁護人等の席に座っていただき、法学部の授業の雰囲気を体験していただこうという企画を行いました。来場者からは「裁判官の席に座ると、本当の裁判官になった気分になれた。法廷教室で模擬裁判をしたい。」との声が聞かれました。また、法廷教室では「市民向け裁判員模擬裁判」や「法学部学生リフレッシュ委員会(ローリーズ)の活動」についてのパネルが展示され、これを熱心にご覧になる受験生とその保護者の姿が見られました。

恒例の法学部進学相談コーナーへも多数の受験生や保護者の方々に来ていただきました。法学部では、教員3名と学生3名の体制で、法学部の教育内容や学生生活について受験生や保護者からの個別相談に応じました。法学の専門教員はもちろん、英語などの共通教育科目担当教員も進学相談コーナーに常駐し、法学部の学びを幅広く紹介しました。

 次回のオープンキャンパスは、10月17日(日)に車道校舎で開催されます。法学部学生リフレッシュ委員会委員による模擬裁判の公演など法学部での学びを体験できる企画を準備中です。ぜひご来場ください。

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