長坂沙織 |
「厦門市内におけるアパレル産業の現状」 |
2003年8月アモイの日系アパレル関連会社での聞き取り調査にもとづく。アパレル産業の構造と日系企業アモイ進出の背景をふまえたうえで、厦門浦田服装有限公司と厦門福勵有限公司の生産、管理体制を見学、聞き取り調査を行い、品質の管理・向上をキーワードとして生き残りをかける現状を分析。 |
山本咲子 |
「ハニ族の初等教育−雲南省紅河州元陽県![]() |
2002年8月のゼミ実地調査にもとづく。高木智巳論文とともにハニ族の教育事情について義務教育の普及状況、学校が直面する問題、子供たちの日常生活、夢、学校生活、子供の教育に対する親の意識などの項目で子供たちや親、教師に聞き取り調査を行った。村が点在するために、小学校は村内には3年生まで、完全小学校は郷に1つ、中学校は県城のある町に行かなければならないこと、経済的余裕がないために小学校3年までで退学する女子も少なくないことがわかった。 |
今村裕子 |
「ハミ族の6月の祭り“クザザ”−雲南省紅河州元陽県![]() |
2002年8月のゼミ実地調査にもとづく。ハニ族の年中行事、祭りを宗教的にしきる「モピ」と実務的にしきる「ミグ」についてのべたうえで、「クザザ」の意味と実態を時間的、空間的、儀礼過程から分析した。元陽県のハニ族は現在も独自の暦で祭事、生産を行っていることを明かにした。6月の「クザザ」そのものに参加することはできなかったが、図表、写真などの大部分は本人によるものである。 |
小林恵理子 |
「ハニ族の食生活における伝統と変化について−雲南省紅河州元陽県![]() |
“2003年度愛知大學現代中国学会努力賞”受賞
2002年8月のゼミ実地調査にもとづく。ハニ族の「食」について毎日の食事、主食、副食、調味料と保存食、伝統食、食材の調達と調理、食慣習などの面から主に主婦を中心に調査し、特に健康との関連から彼らの「食」の嗜好を考察した。また台所の見取り図、道具の図などを詳細に描き、報告資料としての価値をもつものができあがった。2002年8月のゼミ実地調査にもとづく。ハニ族の「食」について毎日の食事、主食、副食、調味料と保存食、伝統食、食材の調達と調理、食慣習などの面から主に主婦を中心に調査し、特に健康との関連から彼らの「食」の嗜好を考察した。また台所の見取り図、道具の図などを詳細に描き、報告資料としての価値をもつものができあがった。 |
杉浦愛子 |
「イ族の火把節―昆明市郊外区イ族の村を事例として」 |
2002年8月の愛大現代中国学部・昆明現地調査でのイ族調査にもとづく。最大の伝統の祭りである火把節について、文化大革命以前と80年代以降とは内容や目的、運営、人々の意識などに大きな違いが見られること、特に90年代以降は人民政府が観光資源の1つとして経済的援助を開始したために伝統文化の保存、伝承としての意義は大きいものの、本来もっていた「駆邪」の意味がなくなったことなどを指摘。 |
小川美和 |
「ハニ族の祭り‘アマト’−雲南省紅河州元陽県_口村。大魚塘村、多依樹村を事例として」 |
2002年8月のゼミ実地調査にもとづく。祭り「アマト」をとりあげて、3村の昨年の活動状況、祭祀場、モピやミグの役割、住民の全体行事への参加の仕方、家庭における祭祀を詳細に聞き取って図表化し、老人から聞き取ったかつての「アマト」と比較しながら伝統文化の変化と伝承について論じた。また民俗村に指定された_口村のでは民俗文化の観光資源化によって人々の意識や祭祀活動の変化、住民間の経済上の差もうまれていることを指摘。 |
丹羽ゆかり |
「ハニ族の民間音楽−雲南省紅河州元陽県![]() |
2002年度8月のゼミ実地調査にもとづく。ハニ族の民間音楽の概況を踏まえ、元陽県の3村での音楽を伴う活動について聞き取り調査を行い、実在の歌い手や弾き手に実演してもらい、彼らのライフ・ヒストリーをたずねた。文字を持たないハニ族において音楽や踊りなどは単なる芸能ではなく、もっと日常生活に密着し、重要な意味をもつものであった。彼らは労働、恋愛、葬式、様々な諸行事活動においてそれぞれに決まった形態の演出方法を伝承していたことがわかった。 |
高木智巳 |
「ハニ族の義務教育−雲南省紅河州元陽県![]() |
(山本咲子論文の項を参照) |
梶田麦 |
「中国女性の労働観―ハニ族女性と上海女性を比較して」 |
2002年度8月のゼミ実地調査にもとづく。人民共和国下での婚姻法の制定と改正によって保障された女性の権利と地位について概要をふまえたうえで、元陽県のハニ族女性と上海女性における仕事、家庭と家事、結婚などに対する意識と行動を聞き取り調査による資料や既報告書などの事例から分析、比較し、自らの女性としての生き方を考えたもの。 |
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