愛知大学模擬裁判 2023

2018年度のテーマ

被害者が自ら死を望み、同棲していた被告人に殺害を嘱託したか

2018年度の様子 2018年度の様子 2018年度の様子

被告人・三浦かほ(事件当時25歳)は、被害者・渡辺一也(事件当時25歳)と交際関係にあった。二人は同棲しており、 被告人の実家へ挨拶に行くなど、深い関係にあった。一方、被害者は、会社を同じくする小倉綾(事件当時25歳)と浮気関係にあった。平成30年2月27日、 二人が同棲しているアパートにて、被告人は被害者のスマートフォンのLINEを見たことで、被害者と小倉が浮気関係にあることを知った。 同時に、被害者と小倉のやり取りで、被告人自身を侮辱する内容を発見した。被告人は、被害者にこれを問いただし、被害者と激しい口論になった。 しかし、被告人は被害者の開き直った態度に激昂し、家を飛び出した。被告人はこの時に薬局に立ち寄り、睡眠改善薬を購入した。
平成30年2月28日、被告人は普段通り会社に出勤し、昼休みに被害者に電話をかけ、その晩に話し合う約束をした。 被告人が帰宅すると、 被害者は飲酒していた。被告人は、被害者に睡眠改善薬入りの水を飲ませ、眠りに落ちた被害者の首を炬燵コードで絞め、頸部圧迫により死亡させた。

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