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  3月6日(金)に中部国際空港で家族と別れ、不安の中にも皆元気よく天津に到着しました。翌日には開講式、キャンパスツアー、各種ガイダンス、ウエルカム パーティーがあり、4ヶ月後の自分自身の大きな成長を頭に描きながら、一人一人が目標をもって毎日を有意義に過ごす意志が高められたと思います。
 
 最初の土・日は多くの学生が近く(歩いて20分程)のスーパーマーケットやコンビニへ行って、日用品を買い揃えて、大きな買い物袋を両手で逞しく運ぶ姿がみられました。
 
 3月9日(月)から午前中は中国人教員による中国語の授業が始まりました。この授業は月曜日から金曜日まで毎日午前中にあり、20名で受ける大斑(精 読)と10名で受ける小班(会話)のクラスで行っています。教室の外に立つと会話中心の授業からは、先生の大きな声とは裏腹に学生のか弱い自信のない声が かすかに聞こえてきます。しかし、第3週目になると、かなり大きな声が聞こえるようになってきました。
 
 午後の授業は、月曜日は南開大学外国語学部の日本語学科の教員による日本語での現代中国社会論の講義を大講義室で全員で学びます。現代中国の仕組みを広 く詳しく学んでいます。また、火曜日と木曜日は中国文化講座(絵画、書法、京劇、二胡、笛、指圧、武術、舞踏から一つを選択)の授業です。この授業はとて も楽しそうに学生が取り組んでいる授業です。

 学生は午後からの空き時間を利用して、午前中学んだ中国語を試しに実践の場である学外へ出かけます。また、多くの学生が南開大学の学生を家庭教師にしてマンツーマンで中国語で会話しながら発音に磨きをかけて学んでいます。

 3週間が経ち、愛大会館内の生活にも学生は慣れてきました。 最初、食堂の油っこい中華料理に慣れなかった人も油の少ない中華料理をうまく選んだり、日本食を食べたり、朝食だけをあっさりにして工夫しています。ま た、同室者との生活にも二人の間にきちんとルールを作って相手への思いやりの態度を互いに大事にして生活をしています。中にはトラブルが生じる場合もあり ますが、その際には、生活班員全体で考えさせて解決の道を探らせて可能な限り、自分達で解決するように指導しています。会館での生活は一つのコミュニ ティー社会の経験の場でもあり、決められたルールを守り、人に迷惑をかけないことをみんなで考えさせて実際に体験させる場となっております。
 
 4ヶ月間の現地プログラムは始まったばかりですが、学生達はこの天津にスムーズにソフトランディングできたようです。
(松岡弘記)
 

 
  学業編Cクラス広報委員 中島雅斗
 
 毎日午前は中国語の講義です。講義の時間は朝8時30から12時10分。先生は中国人、もちろん全て中国語で行われます。 しかし先生は丁寧に喋ってくれるので、勉強不足な私でも何とか理解できます。それでもやっぱり難しいものは難しい。 予習はしっかりしておかないと!
 
 


中国語授業風景


会館前集合写真


 


 月曜日の午後は「現代中国社会論」の講義。今年から新しい形式になりました。現代中国について様々なことを勉強します。この講義は日本語で行われます。 講義自体は日本と同じですが、グループ発表や小テストなどもあるため油断はできません。調べ物が出来る場所が限られている中国で、どれだけのことが出来る か不安な半面、楽しみでもあります。

 火曜日と木曜日には文化講座。書法や按摩、武術など中国の伝統文化を体験しながら学ぶことができます。しかし、これらの講義も中国語。 しかも語学と違って話の内容もわかりにくい。・・・・。そこは好奇心と身振り手振りでカバーです。

 中国での勉強は講義だけではありません。現地中国人学生に家庭教師をお願いする語学パートナーもあります。 中国語でのコミュニケーションを取らなければならず、勉強する内容も自分で考えていかなければならないので、みんな悪戦苦闘中です。


  生活編:Fクラス広報委員 寺田与人・菱川七生

 中国に来た当初はあまり外出することがありませんでしたが、中国での生活にも慣れてくると大学から出て繁華街へ行ったりしています。中国に来て実感する のは、日本と比べて物の値段が安いこと。物の安さには本当にビックリ。大学の構内や近くにはスーパーやコンビニもあり大概のものを安く手に入れることが出 来ます。

 食べ物についても同じです。西南村(大学構内にある1区域)では1食あたり5元(約70円)もあればほとんどお腹一杯に食べることが出来ます。とある学生は、その西南村で売っている包子(肉まん)がすでにお気に入りとか。
 


西南村①


西南村②


 


このように現プロ生活が始まってまだ間もない僕たちですが、ここ天津での毎日を楽しんでいます。