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 4/28 から5/6までは、中国ではメーデーという大型連休です。私たち愛大生の多くは、この休暇を利用して、中国の様々な観光地、内モンゴル、黄山、上海、大連 などへと旅行してきました。今回は内モンゴル、それから黄山への旅行の様子をお伝えしたいと思います。まずは内モンゴル地方、ここへの旅行は愛大生の中で は一番人気で、約120人がここへ4泊5日旅立ってきました。12時間に及ぶ夜行列車でひたすら東へ向かい、フフホト市へ。降りた第一声は「寒い!」でし た。5月にもなるのにこの地方の最低気温は-5℃です。ダウンジャケットを着込んでバスで草原へと向かう最中には、雪もちらほら……。草原では馬に乗り、 地平線を越え、モンゴル相撲を見て、チーズやヨーグルト、羊肉を食べました。夜はパオという地方独特の家屋で凍えながら眠りました。(パオには暖房器具は ついていません)次の日にはバスに揺られて日差しの暑いゴビ砂漠へ。厚着を脱ぎ捨て駱駝に乗って雄大な砂漠の景色を楽しみました。因みに、馬は荒々しく、 駱駝は大人しく、両者の性質の違いはかなり大きかったです。4日目にはモンゴル地方の最大の寺である大召寺と民芸品工場を見学しました。最後は行きと同じ ように夜行列車で北京へ、そして天津へと戻ってきました。草原と砂漠の寒暖の差や、慣れない羊肉料理など、辛いことも多い旅行でしたが、それ以上に楽しい ことや実りのある旅行となりました。次に安徽省の黄山(と浙江省の杭州)のレポートです。旅は5泊6日の長旅と いっても初日と最終日は寝台列車の中で、同室となった中国人と仲良くなるなど出会いもありました。黄山一日目は残念ながら雨と霧でしかも風が強かったので 震えながら登りました。山々が雲海に浸かっている様子は富士山とはまた違った感じで、凄かったです。延々と続く階段を上りきって、頂上についたら景色は 真っ白。みんな「何が見えるはずだったのだろう」と、その天候を悔やみつつ翌日下山。しかし幸運にも雨は止み、時々綺麗な景色を望むこともでき、みんなの テンションも一気にあがりました。途中歪な形をした巨大な岩があったり、危険なところを通るなど、自然の力強さや厳しさも実感することができました。下山 後は怪しい商売がはじまりましたが()、どれも中国ならではの体験ができてよかったです。現プロも折り返し地点を過ぎ、天津での生活にも慣れてきました。しかし、旅行をしてみたことで、改めて、自分の知らない中国はまだまだいっぱいあるのだと、私たちは痛感しました。中国は広いです……。
 

 
 GWの連休が明けるにつれて、会館も学生の活気で溢れるいつもの雰囲気に戻った。勉学面では、学生諸君は7日に開始された授業に専念しつつ、そのうち、9日に開催された第三回講演会、11日金曜日に行なわれた第四回単位テストをも迎えた。GW旅行の疲労がまだ残っているうち、単位テストでは、90点 以上を取る人が大幅に増えたという、例年の同時期にはなかった成績を取得した。「GWの直後なのにこのような成績を取れたのは素晴らしい」と漢語言文化学 院側にも好評された。引率者として学生諸君にはもっと頑張ってもらいたいが、同時に、学生諸君に「成績よりは健康ですよ」ということも常に強調している。 現地プログラム期間中のHSK試験は6月24日に行われる予定。今年のHSK補 講は例年より一ヶ月ほど早く開始され、回数も例年の総計四回から週二回(五時間程度)に増やすことになっている。これは漢語言文化学院の多大な協力がなけ れば実現できないことに間違いないが、学生諸君の極めて高い勉強意欲にもよるものであるといえよう。課外活動も同様で学生諸君の元気のよさと青春の活力を 現している。5月12日(土)には、バレーボール大会を予期通り開催し、班毎にユニホームを仕立て、班員全員が参加できるため男女混合の試合形式とするなどを話し合い、当日はその跳び回る元気な姿が会場を通りかかった中国人学生など大勢の足を止めた。
 また、すでに6月
2日(土)のミニライブ・6月9日(土)の南開大学学生との交流会という、豊富多彩な企画も練っている。偶然かもしれないが、学生諸君の、南開大学学生との交流会でスポーツの部と文芸の部に分けるという企画は、中日国交正常化35周年となる今年、中日文化体育交流年とされた情勢にも当てはまったのではと思う。いつもと同様、学生諸君を見守り、彼らとのファミリー的生活を楽しんでいる。  (高明潔)