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 3月7日、はしゃぎ疲れて機内で寝ていた学生たちも、中国大陸の影が見え始めれば元気に起き出し、興味深げに窓の下を見つめていた。初めて中国の土を踏 んだ者も多く、天津空港に降り立ち、そこにある異国に圧倒されながらも、高揚した気分で4台のバスに分乗した愛知大学現代中国学部中国現地プログラム一行 は、南開大学愛大会館に無事到着した。生活に必要なもの、部屋の鍵などが渡され、荷物を部屋に入れ、静かに第1夜を迎えた。
 それから3週間、南開大学の中国語教師による中国語だけを使った直接法での授業が始まり、早朝の太極拳が始まり、第1回単元テストを乗り越えた学生たちは何を思っているのか。175名の学生たちの代表として広報委員から出された手紙と写真をご覧いただければ幸いである。
(梅田 康子)
 

 
 中国に来て、もう一ヶ月が経ったとか。ホントに早い話で、中国でも案外暮らしていける(中国に失礼かな)と思いました。まだまだ慣れない中国の生活ですが、困惑しながらも頑張ってやっている私たちの生活を報告します。
広報委員記事班:
榊原一輝 吉永浩一 静谷徳人 水野雄太 片洸史 若狭麻衣 村井たみ枝

 ☆学業篇
「太極拳」
 おそらく、ほとんどの人が「キツい!!」と思っているのが早朝の「太極拳」です。まだ始まって2週間ですが、朝6:40からという大学生にとってはあるまじき時間と、尋常じゃない寒さのWパンチにすっかりやられています。
「講義」
 そして、8:00から授業。眠い目をこすって、本場の中国語を体感しながら、必死に頑張っています。オール中国語の授業だから、ためにならないわけがな く、始めの頃に比べると大分聞き取れるようになりました。先生の言わんとすることもけっこう理解できるようになりました。まだホントに少しですが…。
「テスト」
 第一回単位テストも行われました。みんな必死で教科書の内容を勉強したのに、いざ臨んだテストには実力問題が多かったという残念な結果だったのにも関らず、ほとんどの人が合格するという愛大生の実力のすごさを見せつけることができました。

☆生活篇
「街の魅力」
 最初の頃はあまり街に出なかった私たちですが、最近では午前中の授業が終わると街に飛び出していく人が目立ちます。
 魅力はやっぱり、安い!安い!安い!
 30元あればおいしいものが大抵食べられるし、服なんて値切れば100元以下で買えちゃうんだから驚きです。
「食べ物」
 食事のほうは、すっかり中華料理にピントが合っています。合ってない人でも、最近愛大会館の食堂のメニューに日本料理が加わったので、みんなおいしくい ただいています。最初にこっちでご飯を食べたとき、独特な風味、油の量、わけの分からない材料に、びっくりしてばかりいましたが、今は何も気にせず、うま いうまいと食べています。
 そんな現プロ生活始まって間もない僕たち、私たちですが、みんな口を揃えて言う言葉いつも一つです。
 「我們毎天過得都很愉快!」


無事到着しました!


朝の太極拳は未だ寒い


リーディングクラス


リスニングクラス


ルームメイトと一緒に


愛大会館1階の食堂にて