-現代中国学部-

 

 


 現地プログラム中には、学生どうしの親交を深めるために、月に一度クラス対抗の球技大会が開かれます。3月には卓球大会が、そして5月にはサッカー大会が開かれる予定です。
4月15日には、南開大学内のバレーボール場にて、バレーボール大会が開かれました。試合の前には、各クラスで大会に向けて練習に励む姿が見かけられまし た、中には約2週間以上前から練習を始めるクラスもあり、それぞれのクラスの大会にかける意気込みが見られました。

大会では当日の寒空にもかかわらず、どの試合も、熱戦が繰り広げられ、とても盛り上がるものとなりました。試合の後は、勝ったチームも負けたチームもみな 大きな充実感を得る事が出来たと思います。現プロでのレクリエーションは単なるレクリエーションとしてではなく、クラスの更なる団結を深めたり、友達の輪 を広げたり、そうしたことの本物の起爆剤になるなど、とても良い機会になっていると思います。
 

サッカーで汗を流す学生たち
 

試合の後、記念撮影

回               2006/04/28 三好章


 中国では、5 月1 日のメーデーから1 週間がゴールデンウィーク。日本の場合とほぼ重なっている。今回は、その直前の2 週間について報告したい。

 今年は、華北地方もいつになく寒さが続き、春の訪れを告げるはずの柳絮(楊柳の実が白い綿毛にくるまれたもの)がたくさん風に舞うようなっても、なかな か暖かくならなかった。テレビの天気予報では、毎日17 ~ 20 ℃と言っているのだが、市民はそんなことは信用しない。先週あたりでも、若い人はダウンを、年配の方は綿入れを着て歩いていた。それに、風が強い日には黄 砂が重なって視界が悪くなり、時には寒冷前線が通過して雷雨となるなど、本当に安定しない春だった。それが、今週初め頃からやっと順調に気温(体感温度) が上がりはじめ、薄着になる人が少しずつ増えている。

 4月15 日の土曜日には、授業がないこともあり、臨時職員前嶋雄吾さんの肝煎りで現プロバレーボール大会が開かれた。希望者だけということだったが、多くの学生が男女混合チームを作って参加した。予選リーグから決勝トーナメントまで、午前中から午後5 時過ぎまで、コートで一日中声を上げていた。
 26 日には、第3 回現地講演会として、天津Canon の倉持司総経理が講師としてお見えになった。長年天津で仕事をなさっている倉持氏は、中国現地での合弁企業の難しさを、商習慣、労働慣行などを中心にお話下さった。講演が終わってからも、数人が控え室で熱心に質問していた。
 さらに28 日は漢語言学院の留学生運動会が開かれた。運動会では、愛大生が最も多かった。漢語言学院に長期留学している世界各国の学生の中に、中期(?)留学の愛大 生が加わり、普段の語学学習のクラス単位で、「両人三足跑(二人三脚)」・「猪八戒背媳婦(おんぶレース)」・「集体跳縄(集団縄跳び)」などの競技を 行った。はじめ、競技種目の名称の意味するところがよくわからない学生もいたが、辞書を引いたり説明を受けたりすると、普段日本の運動会でやっているもの とそれほど違わなかった。これは、授業の一貫として全員参加だったが、ほとんどが嬉嬉として楽しんでいた。

いよいよ、29 日からはゴールデンウィークが始まる。28 日が運動会だったので29 日はその振り替え授業。そのため、土曜の夕方から各地に向けて旅行が始まる。その詳細は、次回にしよう。


 
講演する天津キヤノン倉持総経理