-現代中国学部-

 

 

 こ こ、中国に来て、二週間余りが経ちました。最初は戸惑い、その言葉しかでてきませんでした。交通事情、環境の違いは勿論のこと、中国の人の多さ・・・。こ こ南開大学付近だけでも中国の「でかさ」を感じました。今は中国の文化の違いにも慣れはじめ、楽しむ余裕もでてきました。

 今日はそんな中国の文化に触れることができた出来事を書こうと思います。
こ の日はクラスの人達と中国で知り合った、日本語を勉強しているという高校生の女の子の家へ夕食をご馳走になりに行きました。一般の中国の人と身近に接する 機会は初めてだったので、期待と不安の入り交じった、複雑な心境でした。中国の一般家庭に入るのも当然初めてでした。ですから、玄関の概念がなかったり、 和式トイレの真上にシャワーがあったりと、驚かされることばかりでした!
 彼女は父、母と三人暮らしでこの日は彼女の両親とも仕事に出て遅く帰っ てくるという事で、みんなで水餃子を作って食べることになりました。餃子を作るのに四苦八苦している者も入れば、才能がある?のもいて、けっこう楽しい時 間を過ごせました。勿論その餃子が美味しかったのは言うまでもありません!餃子の他にお母さんが作って置いていってくれた、レンコンのキンモクセイの蜜煮 【レンコンの穴の中に餅米を詰めて蒸したもの】も味わえて、中国のお袋の味?も堪能できました☆

  日本と違う文化を持つ中国の家庭で体験したことは、日本の視点で見れば到底思いもよらない事もありますが、日本とも共通する「人の暖かさ」は、日本も中国 も同じだと思いました。現在、日本と中国の間には諸問題が山積みであり過去の歴史を振り返ってみても、「暗」の部分もあり、いざこざがありますが、やはり 日本も中国もお互い分かり合えるものなんだな、と今回の食事会で思うことができました。

まだ中国に来て一ヶ月も経ってないというのに、こんなに密度の高い生活を送れていることで、これからの生活への期待も更に膨らんでいます。
 では今回の報告はここまでということで☆  再見!【さようなら☆】

中国の一般家庭で夕食をごちそうになる

1回               2006/03/31 三好章


 310日朝、セントレアを飛び立った一行は、昼過ぎには天津国際空港に降り立ち、第9回現地プログラムが始まった。空港から大学までバスで約30分、初めて眼にする中国の風景に興味深げな表情を見せる者、興奮しているのかはしゃぐ者などなど。

 これから4か月の宿舎となる愛大会館に到着し、開学式典など当初の行事を滞りなく済ませ、13日から授業が始まった。学生にとって、全てが中国語で進められるのは初めてであり、まだ若干のとまどいはあるものの、最初の1週間が過ぎるころには少しずつ学習に慣れてきたようであった。
 2
週目には初めての単位テストがあり、これも最初のこととて非常な緊張の中で受験していたが、南開大学の先生方が懇切丁寧に一人一人に対応してくださり、第1回としてよい成果が上げられたように思われ、学生たちにも好評であった。また、29
日には東海テレビ北京支局の梅村育宏氏が現地講演会講師としてお見えになり、学生たちに自らの経験を中心に話された。ジャーナリズムなどに関心のある学生は、講演終了後も控え室に押しかけていた。

 ここまでで、行事は一回り完了し、今後はこのルーティーンをきちんとこなしていくことが求められる。
 南開大学関係各処とは当然のことながら、現場の連絡事務室と名古屋校舎の各部署との緊密な連携が今後いっそう必要になってこよう。

 

3月10日、天津空港に到着後、南開大学へ向かう車中にて

南開大学図書館前に咲く桜