Vol.59 2023.12
「中国とハリウッド、映画祭」の特集にあたって
中国映画と国際映画祭──東京国際映画祭プログラミング・ディレクター 市山尚三氏に聞く
市山尚三 インタビュアー 石坂健治
木下惠介、中国、そして、映画祭──木下惠介記念館担当キュレーター 戴周杰氏に聞く
戴 周杰 インタビュアー 藤森 猛+川村亜樹
キャメラの背後のイエロー・フェイス 再論 韓 燕麗
――異言語間コミュニケーション手段の変容と外国語教育(村上公一)
ハリウッドにおけるアジア系の台頭
──『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のマルチバースと主体の変容 川村亜樹
歴史の瓦礫にカメラを向け続ける
──王兵に関する私論 晏 妮
「香港映画は死んだ」のか、それとも「小春日和」なのか
──鮮浪潮国際短編映画祭と香港映画の現状と未来 陳 智廷
グローバル化する東アジア映画と鍾孟宏監督作の中の家族 阿部範之
劉文兵著 『日本の映画作家と中国──小津・溝口・黒澤から宮崎駿・北野武・岩井俊二・是枝裕和まで』 平林宣和
比較の視野による抒情伝統論──陳国球『抒情伝統論與中国文学史』について 黄 英哲
川島真・鈴木絢女・小泉悠編著 池内恵監修
『ユーラシアの自画像──「米中対立/新冷戦」論の死角』 河辺一郎