現地プログラム
現地プログラム
4ケ月間、中国・台湾・マレーシアの何れかでじっくり中国語と文化を学びます。
2年次第3セメスターの約4ヶ月間(3月中旬~7月初旬)、全員が南開大学(天津)、国立台湾師範大学(台北)、南方大学学院(ジョホールバル(マレーシア))の何れかに留学し、語学や文化を肌で学びます。
授業で学んだ中国語を現地の生活で実際に使うことにより、コミュニケーション能力と語学力を飛躍的に高め、さまざまな文化講座を通じて中国の社会と文化への理解を深めることをめざします。
現代中国を広範囲に理解し、専門分野に関する知識を得るための手段として、中国語を高度なレベルで聞き、話し、読み、書くことができる能力を獲得するために、愛知大学中国現地プログラムを開設します。
中国現地プログラムは、2年次の第3セメスター3月中旬から7月上旬の4カ月間、学術・教育提携校である南開大学(天津)、国立台湾師範大学(台北)、南方大学学院(ジョホールバル(マレーシア))の何れかで行う語学研修プログラムです。現代中国学部2年次生で、中国人留学生を除く全員が参加。
現地開講科目は、「中国語IX~XVI」(各1単位、計8単位)「現地実習入門」(1単位)「中国文化講座」(2単位)「現代中国社会論」(2単位)「太極拳」(1単位)「中国武術」(1単位)で、これらは帰国後愛知大学の単位として認定されます。
現代中国学部の中国語は実践的語学教育で、4年次まで系統的、段階的に中国語を学べますが、特に第1セメスターから第3セメスターまで集中的に行われる中国語教育(*1)は、中国人留学生を除く全員が必修として履修することが特徴となっており、その中核となっているのが現地プログラムです。
例えば南開大学(天津)の中国語の授業では、南開大学漢語言文化学院の教員が原則的に中国語を使って行い、中国語の聴力、口語、精読、翻訳を段階的に学びます(*2)。
授業は月曜から金曜の週5日20節で、2週間に一度行う単元試験で到達度を判定しますが、成績判定で合格レベルに達しない学生には、補講及び再試験を実施するなどのバックアップ体制もとられています。
さらに希望者には、課外に南開大学の学生や院生が個人的に学習を補助するという語学パートナー制度もあります。
また、プロブラムの最後には漢語水平考試(HSK)という中国語能力測定試験を全員で受験しますが、そのための対策講座や模擬試験も行います。
現地プログラムでは、中国語の他に「現代中国社会論」を受講しますが、中国文化・社会・自然の各分野における今日的問題を解説し、中国理解の手掛かりを得ます。
「中国文化講座」(*3)は、中国の伝統文化のいくつかに直接触れることのできる機会となっています。プログラムの最終週に発表会を行い、学習の成果を学友の前で発表します。
また、プログラム期間前半の月曜から金曜の早朝に行われる「太極拳」や「中国武術」は、心身の調和をはかり、朝の早い中国での生活に順応できる身体づくりをめざします。
その他に、現地企業などの第一線で活躍しておられる方々に貴重な体験談などをお話いただく「現地講演会」や、農村や現地企業などを実際に見学する「教学実践活動」などを通して、中国に対する理解を深めることができます。
4カ月の中国留学・現地プログラムの体験は、中国で学び、中国の人々の生活にふれ、中国の人々との交流の中で、中国の社会と文化を理解する重要な場でもあるわけです(*4)。