Vol.34 2011.3
国家・開発・民族
「国家・開発・民族」の特集にあたって◎
開発と文化遺産
◎櫻井龍彦×阮 雲星×長谷川 清×周 星×長沼さやか 司会 松岡正子
民族区域自治制度からみる国家・民族関係の現状と課題◎星野昌裕
経済開発と「民族」の役割の再発見 ──「陳埭回族」の事例を通じて── ◎王 柯
資源開発と少数民族地区◎小島麗逸
中国におけるエネルギー資源開発の現状と課題──内モンゴル自治区を事例に── ◎田 暁利
西部大開発と文化的ジェノサイド◎楊 海英
牧畜民にとってのよいこと──セテル実践にみる新疆イリ=モンゴル地域の自然認識の動態── ◎シンジルト
チベット問題における経済言説の再検討◎大川謙作
「西蔵班(校)」:転地エリート教育を受けるチベットの若者たち──「ポストコロニアル」 という観点と現代ラサ── ◎村上大輔
仏塔のある風景──雲南省徳宏州における宗教観光── ◎長谷千代子
跨境民・ラフ族◎片岡 樹
古村落の観光資源化──陝西省韓城市党家村を事例として── ◎周 星
観光開発から見る村の意思と国家の力──中国東北地域の朝鮮族村を事例に── ◎林 梅
新疆ウイグル自治区の特有群体「民考漢」──ウルムチ市のウイグル人を事例として── ◎希日娜依・買蘇提 大谷順子
村落の変化をどう捉えるか──中国・長江流域の村落を中心としながら── ◎卯田宗平
写真は時代を映し出した──李紹明・松岡正子編『四川のチャン族─汶川大地震をのりこえて〔1950–2009〕』◎塚田誠之
晏著 『戦時日中映画交渉史』◎四方田犬彦
安冨歩・深尾葉子編 『「満洲」の成立──森林の消尽と近代空間の形成』◎大野太幹
レスリー・T・チャン 著、栗原泉 訳 伊藤正 解説、『現代中国女工哀史』、三好 章
Better City, Better Life、戴 蓉
尖閣諸島沖中国漁船船長逮捕事件について、三好正弘