Vol.41 2014.8
葬送という文化
「葬送という文化」の特集にあたって◎
現代の香港における葬送事情◎公壽中西殯儀/世界殯儀館
インタビュアー 樋泉克夫+彭 浩斌
台湾映画『父の初七日』の葬送儀礼と文化アイデンティティ
──日本統治期「葬儀改善」運動後の連続・非連続性をめぐって──◎工藤貴正
変わる墓葬──雲南省大理地方を中心に──◎立石謙次
棺在堂上から──爲衣衾棺斂、轉送其家──◎飯島和俊
現代中国における葬礼習俗の変化と伝統継承の担い手
──江蘇省北部地域における聞き取り調査から──◎山本恭子
脚尾飯と枕飯
──台日葬具の比較民俗研究の試み──◎林 承緯
死と市民安全の司法化
──香港における検死官裁判所の市民の代弁者としての役割──
◎黄錦標+アンドリュー・マクノートン
近現代中国における「正しい」葬儀の形成と揺らぎ
──二つの「聖なる天蓋」とその後の展開──◎田村和彦
韓国の宗教と葬儀◎片 茂永
広中一成著
『ニセチャイナ──中国傀儡政権 満洲・蒙疆・冀東・臨時・維新・南京』
『日中和平工作の記録──今井武夫と汪兆銘・蔣介石』◎藤田賀久
鄭鴻生著 丸川哲史訳
『台湾68年世代、戒厳令下の青春──釣魚台運動から学園闘争、台湾民主化の原点へ』◎羽根次郎
菅野敦志 著
『台湾の言語と文字──「国語」・「方言」・「文字改革」』
樋泉克夫
フーホハオト(呼和浩特)について
──学校地図帳ではどう表記されて来たか
明木茂夫