Vol.43 2015.8
中国近現代文学研究
「中国近現代文学研究」の特集にあたって◎
映画『黄金時代』から魯迅、郁達夫、張愛玲へ
◎李 欧梵×安部 悟×星野幸代×楊 韜×謝 琼 司会 黄 英哲
摩羅からノーベルへ──現代文学と公民の論述──◎王 徳威
中国文学にとって世界とは何か?
──魯迅「出関」と〈文〉の普遍性──◎橋本 悟
中国当代文学史の“過渡的状態”◎王 堯
近代漢詩と南洋視域(ビジョン)◎高 嘉謙
「声」と中国文学の現代における転換
──洪深『戯的念詞与詩的朗誦』を起点とする検討──◎梅 家玲
穆旦における「神」の変遷◎松浦恆雄
詩に浄化される身体──余秀華という現象とその詩──◎小笠原 淳
梅娘の日本滞在期と『大同報』文藝欄──小説「女難」と梅娘の描く日本──◎羽田朝子
北京で語られるアメリカ像──宗璞の一九四九年、イーユン・リーの一九八九年──◎濱田麻矢
トンドゥプジャとインド的伝統──チベット現代文学の誕生をめぐって──◎大川謙作
紅色の水先案内人──李永平のミューズ朱鴒をめぐって──◎及川 茜
顧みすれば七十年──魯迅のことども◎北岡正子
「満洲国」の文学研究──資料で語る三十年◎岡田英樹
ある「留東婦女」の思い──裴曼娜「留東雑感」を読む◎小谷一郎
私と中国現代通俗文学研究◎范 伯群
齋藤道彦著『尖閣問題総論』◎三好正弘
陳偉智著『伊能嘉矩──台湾歴史民族誌的展開』◎笠原政治
王甫昌著 松葉隼・洪郁如訳『族群──現代台湾のエスニック・イマジネーション』◎日野みどり
『戯曲 駱駝祥子』 原作 老舎 脚本 梅阡 訳注 大山 潔
樋泉克夫