Toppage Profile Member Photo Books Report Diary Other Free Paper Mail | |||||||||
● 加々美先生著書紹介 Vol.11
|
2008年 日本評論社 加々美光行[編]
【ゼミ生の感想・解説】
*一ゼミ生の解説であり、すべて正しいとは限りません。 多くの方の原稿が集まっており、先生は「コ・ビヘイビオリズム」などについて書かれています。これは、簡単に言うと「客観的な研究姿勢」です。これまでの中国学は客観的でなかったため、それを修正しよう、という試みです。 まず、実は「客観的な研究」など存在しません。全ての研究は「狙い」を持っています。また、持つべきです。にも関わらず、「自分は客観的である」と思っている学者が多くいました。その思い込みが、他者から学ぶことの障害になっていました。「自分は客観的でない」と自覚することで、客観に近づこう、というのが、コ・ビヘイビオリズムの一つの狙いです。 また、自分に限らず、全ての人が客観的でないことを意識します。よく「色んな立場の意見を吸収しろ」と言われますが、それとほぼ同じです。全ての意見を眺めながら「AとBは対立している。BとCは味方である」などと、それぞれの利害関係を意識します。これにより、もっとも真理に近い学説を唱える、というのがコ・ビヘイビオリズムです。 …と、自分は読み取りましたが、これでいいのかどうかはわかりません。また先生に聞いてみます。 |
● 先生著書一覧
|
|||||||
(C) 2010 Kagami-Seminar. All rights reserved. |