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● 加々美先生著書紹介 Vol.1
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● 「中国の民族問題 −危機の本質−」
2008年 岩波現代文庫
【ゼミ生の感想】
実は、正直まだ読破はできていないので、特に印象的だった部分だけ、まとめさせていただきます。 (完全に自分なりのまとめなので、正しいかはわからないです) 日本人は、中共がチベットの「高度自治」を認めない姿を見て「非民主的」「遅れている」「中共は自由主義になるべき」と言います。 しかし、この「〜になるべき」という発想は、間違いなのです。こういう発想をするなら、その人は中共と変わらないのです。 なぜなら、彼らも「チベットは漢化するべき」と思っているからです。 実際、自由主義が必ずしも正しくないことは、証明されています。アメリカのイラク戦争での行動がそうです。 もちろん、中共のチベットでの行動で、人権を無視したものがあることは確かです。 これは強く批判しなくてはいけません。大事なことは、その「批判の動機」が何だったかです。 素直に、人として間違ったことが許せなかったのか。それともただ、「日本の方が進んでいる」と思いたくて批判したのか。 自分の行動の動機をしっかり見据える必要があります。 …という感想だけ、現時点で持っています。(藤井) |
● 先生著書一覧
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