愛知大学現代中国学部加々美ゼミ
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           加々美先生著書紹介 Vol.17 

裸の共和国



■■■■ 内容(「BOOK」データベースを参考) ■■■■
なぜ中国研究は成熟しないのか?
GDP比で世界第二の経済大国になりつつある中国。中国抜きに、日本およびアジアの未来は語れない。その中国が抱え持つ民主化・民族問題は、これからのアジア経済にどんな影響を与えるか。民主化への道、民族問題解決の回路を、中国研究の第一人者が探る。 )
 
 「裸の共和国」

2010年 世界書院 加々美光行[著]
【ゼミ生の感想・解説】
*一ゼミ生の解説であり、すべて正しいとは限りません。

序盤に登場した「船山学」について書きます。
毛沢東が熱心に学んでいたという思想です。

名前は地理学っぽいですが、哲学です。
これは「自分の本心を探る」学問です。
自分の本心は、皆知ってるようで知らないものです。
大人になり、心中まで世間に改造されるからです。

で、その「探り方」ですが、二派がありました。
「陽明学」と「船山学」です。
前者は「王陽明」、後者は「王船山」の思想です。
前者は、座禅や瞑想で「本心」を探そうとしました。
後者は、実生活の中で、探そうとしました。
後者の方が、多くの人には向いていると思います。
事実、毛沢東もこちらの思想に傾倒していました。

本心からの行動は、人の力を最大にします。
この思想を二派とも「天人合一思想」といいます。
「本心」は宇宙の摂理に通じる、という意味です。

漫画「バガボンド」では、沢庵が武蔵にこう言います。
「お前の生きる道は、天によって完全に決まっていて、
 それでいて、完全に自由だ」
これも「天人合一思想」です。
心から「こう生きたい」という気持ちが起きた時、
それは天命だから、自由にやれ。というわけです。

もっと読み込んでから、また書きます。
    先生著書一覧 

中国の民族問題   鏡の中の日本と中国   証言・南京大虐殺
現代中国の黎明   21世紀の世界政治   歴史の中の中国文化大革命

無根のナショナリズムを超えて   中国文化大革命事典   アジアと出会うこと

中国内外政治と相互依存   中国の新たな発見   逆説としての中国革命

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